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分岐2.7.2.2.7.1.2.1.1.1.1.2.2.4
横歩取り 青野流自由研究43_b0420218_10022881.png
75角に23歩成ではない手を考えます。



分岐2.7.2.2.7.1.2.1.1.1.1.2.2.4.2
53,65飛
横歩取り 青野流自由研究43_b0420218_08143920.png
露骨に75の角に働きかける手があります。
飛車は相手陣地に打ち込みたいところですが、75の角をとにかく処理しなければならないという手です。

23歩成と踏み込んだ変化同様、49金から先手玉に迫りに行ってみます。


分岐2.7.2.2.7.1.2.1.1.1.1.2.2.4.2.1
54,49金 55,同銀 56,58桂成 57,75飛
横歩取り 青野流自由研究43_b0420218_08223758.png
58桂成の開き王手に75飛と角を取れてしまうのが65飛の何よりもメリットです。
角が手に入ったことが大きくこの局面では後手玉の方が圧倒的に危なくなっています。


分岐2.7.2.2.7.1.2.1.1.1.1.2.2.4.2.1.1
58,37歩 59,52金 60,32玉 61,23歩成 62,同玉 63,24金 64,32玉 65,42金 66,同玉 67,33角
68,41玉 69,32玉 70,22と
横歩取り 青野流自由研究43_b0420218_08381207.png
58手目37歩とすると(この手は先手玉に詰めろをかけてます)、58金から後手玉は即詰みがあります。

もう少し後手は駒を渡さないようにする必要がありそうです。



分岐2.7.2.2.7.1.2.1.1.1.1.2.2.4.2.2
54,64角

横歩取り 青野流自由研究43_b0420218_08532381.png
先ほど52金から詰みが発生したため64の桂馬を消してしまえば後手玉の安全度が増しつつ37、28を睨む自然な手に見えます。
先手玉に対しては詰めろになっているため23歩成とすることはできません。



詰み手順
55,23歩成 56,27桂 57,同銀 58,49金 59,同玉 60,58桂成 61,39玉 62,28玉
横歩取り 青野流自由研究43_b0420218_09005088.png
64の角の睨みが強烈なためここで64角に同飛と交換するよりありません。

分岐2.7.2.2.7.1.2.1.1.1.1.2.2.4.2.2.1
55,同飛 56,同歩 57,85角
横歩取り 青野流自由研究43_b0420218_09050866.png
85角が攻防に利く良い手で王手をしつつ自陣の67、58まで利いています。

この局面でははっきり先手が良くなっており後手はより手順を練らねばなりません。




# by nishikirokku | 2022-11-14 09:08 | 将棋 | Comments(0)


分岐2.7.2.2.7.1.2.1.1.1.1.2.2
横歩取り 青野流自由研究42_b0420218_15192795.png
51手目の24歩の対処を考えてきました。

最後は75角です。

分岐2.7.2.2.7.1.2.1.1.1.1.2.2.4
52,75角

横歩取り 青野流自由研究42_b0420218_10022881.png


狙いは39の玉を睨みながら64の桂を角で取ろうとしています。
仮に23歩成と先手がしてきた時を考えます。


分岐2.7.2.2.7.1.2.1.1.1.1.2.2.4.1
53,23歩成 54,49金

横歩取り 青野流自由研究42_b0420218_10074026.png
後手はここで切り札の49金をします。
ここでの対処によって先手玉は即詰みになります。

分岐2.7.2.2.7.1.2.1.1.1.1.2.2.4.1.1
55,同銀 56,58桂成
横歩取り 青野流自由研究42_b0420218_10122880.png
今まで49金と後手が金を取る変化では基本同銀と対応していましたが、この局面では詰みになります。
58桂成が狙いの一手で75の角が開き王手になっています。

詰み手順
57,57金 58,同角成 59,同角 60,49成桂 61,同玉 62,58金 63,39玉 64,38歩 65,同玉 66,27金
67,39玉 68,38銀
横歩取り 青野流自由研究42_b0420218_10181600.png
75の角の利きを止めるために本当なら歩を合い駒にしたいですが、あいにく金と飛車しか先手は持っていません。
持ち駒の兼ね合いもあって詰みがなりたっています。

よって詰みを回避するには49金に28玉と上がることになります。


分岐2.7.2.2.7.1.2.1.1.1.1.2.2.4.1.2
55,28玉 56,64角

横歩取り 青野流自由研究42_b0420218_10270214.png
64角として王手しながら64の桂馬を除去することに後手は成功しました。


先手は王手がかけられているので何か利きを止めなければなりません。

64角の利きが厳しく先手は敗勢かと思いきや慎重に対処すればまだまだ戦える形勢です。
形勢を悲観しすぎて勝負手を指さないといけないと思うと敢えて最善手から離れた手を選んでしまいがちです。


詰み手順
57,46角 58,同角 59,同歩 60,39角 61,37玉 62,48角成 63,28玉 64,38馬 65,同玉 66,48金
67,同玉 68,58桂成 69,37玉 70,27金 71,47玉 72,57成桂寄
横歩取り 青野流自由研究42_b0420218_10333739.png
66手目の48金と捨ててしまう手が好手です。
先手玉の逃げ道は無く意外にもあっさり詰んでしまいます。

このため64角の利きには37桂といった風に受けることになります。


分岐2.7.2.2.7.1.2.1.1.1.1.2.2.4.1.2
57,37桂 58,68成桂 59,32と 60,同玉 61,22飛 62,33玉 63,26飛成
横歩取り 青野流自由研究42_b0420218_10490513.png
58手目68成桂は39角を見せて詰めろですが、先手はすかさず32とから26飛成の手順を決行します。
ここではむしろ後手に詰めろがかかっていますが、なおも難しい形勢です。


この局面について一度検討を打ち切り少し前の局面を改めて考えます。




次回52手目75角に最強の応手を考えます。





# by nishikirokku | 2022-11-07 10:55 | 将棋 | Comments(0)

分岐2.7.2.2.7.1.2.1.1.1.1.2
横歩取り 青野流自由研究41_b0420218_10563261.png
前回63角成と踏み込みましたが先手玉が寄る方が早く再考が求められました。


63角成にかえて67角としてみます。


分岐2.7.2.2.7.1.2.1.1.1.1.2.2
49,67角 50,同成桂 51,24歩

横歩取り 青野流自由研究41_b0420218_15192795.png
57の成桂が動いて68の角の利きが復活したため24歩が一番厳しいと思われます。
色んな所で駒がぶつかっており後手は手の選択が難しいところです。

  1. 33金
  2. 64歩
  3. 68成桂
  4. 75角

四通り候補手を用意しました。
取りになっている金を単純に逃げる33金からぶつかっている駒を取り払う64歩や68成桂、
いかにも大技狙いの75角。
一つずつ考えていきます。


33金とした場合

分岐2.7.2.2.7.1.2.1.1.1.1.2.2.1
52,33金 53,71龍 54,同金 55,52銀 56,32玉 57,22飛車
横歩取り 青野流自由研究41_b0420218_15435057.png
24歩と打たれたのだから33金と躱すのは自然に見えますが71龍と龍をぶった切られて後手は困ってしまいます。
変化図の通り21のと金も最大限働いて後手玉に詰みが発生してします。


23の金を逃げずに23歩成に勝る手が必要になります。


64歩とした場合

分岐2.7.2.2.7.1.2.1.1.1.1.2.2.2
52,64歩 53,23歩成 
横歩取り 青野流自由研究41_b0420218_15560734.png
23のと金は強烈ですが64の桂馬を除去できて後手に即詰みはありません。
ここからも難解な展開が続き検討しましたが形勢は不明のままです。


27歩成、49金、68成桂などが考えられますが今後の課題としておきます。



68成桂とした場合

68の角を成桂で取り払うこれもまた自然な手ですが、この手に先手は気を付ける点があります。

分岐2.7.2.2.7.1.2.1.1.1.1.2.2.3
52,68成桂
横歩取り 青野流自由研究41_b0420218_16153712.png
先手が気を付けなければならない点はここで23歩成は負けにしてしまうということです。(71龍も同様)

詰み手順1
53,23歩成 54,49金 55,同銀 56,57角 57,48金 58,28角 59,同玉 60,27金 61,39玉 62,38歩
63,同銀 64,48角成 65,同玉 66,58桂成 67,39玉 68,48金
横歩取り 青野流自由研究41_b0420218_16244010.png
詰み手順2
53,23歩成 54,49金 55,28玉 56,39角 57,37玉 58,48角打 59,46玉 60,57角成 61,37玉 62,48角成
63,28玉 64,38馬 65,同玉 66,27金 67,49玉 68,58成桂

横歩取り 青野流自由研究41_b0420218_16463135.png
間駒問題などありますが超手数の詰みがあります。

ただ68成桂の時点で先手の勝ち目がないわけではありません。



分岐2.7.2.2.7.1.2.1.1.1.1.2.2.3.1
53,58金 54,同桂成 55,52金
横歩取り 青野流自由研究41_b0420218_17122732.png


58金と一度先手から金を取る手が好手でこの図では後手が詰んでいます。


詰み手順3
56,32玉 57,23歩成 58,同玉 59,22飛 60,33玉 61,48飛成 62,44玉 63,53龍 64,33玉 65,44銀
66,24玉 67,35銀 68,23玉 69,43龍 70,33歩 71,24金 72,12玉 73,32龍

横歩取り 青野流自由研究41_b0420218_17040143.png
詰み手順4
56,同金 57,71龍 58,51金 59,同龍 60,同銀 61,31飛 62,48玉 63,32金
横歩取り 青野流自由研究41_b0420218_17154834.png
53手目58金の瞬間が後手詰めろのため単純に取り返すわけにはいかないため後手は64歩とすることになります。


分岐2.7.2.2.7.1.2.1.1.1.1.2.2.3.2
53,58金 54,64歩 55,68金
横歩取り 青野流自由研究41_b0420218_17255530.png
先手陣は守りの金は離れてしまいましたが後手の金と成桂を消すことに成功しました。
後手は27桂などとすることはできますが先手玉をいきなり詰ます雰囲気は薄まりどこかで33金といった風に23の金取りを相手しなければなりません。


やや詰みがちらつく局面から離れしかも駒の損得もほぼ五分のため互角に近いです。
21のと金やこの瞬間23の金取りが残っていることなどから先手の方がやや指しやすいようには見えます。





24歩への応手として最後に75角を用意しましたがこれは次回書きます。


# by nishikirokku | 2022-11-05 17:33 | 将棋 | Comments(0)

分岐2.7.2.2.7.1.2.1.1.1.1
横歩取り 青野流自由研究40_b0420218_18112606.png
64桂に62玉と逃げると寄せられてしまうことがわかりました。

次に41玉と逃げる手を考えます。



分岐2.7.2.2.7.1.2.1.1.1.1.2
48,41玉
横歩取り 青野流自由研究40_b0420218_10563261.png

さらにここで分岐です。

  1. 63角成
  2. 67角

63角成で王手で追撃か、67角で龍を消して仕切り直しかで方針が変わります。
一つづつ考えてみます。




63角成

63角成は41に玉が逃げたのだから分かりやすく王手して激しく攻め立てています。
半面67の龍取りは消えてしまい先手陣はより脆くなります。


分岐2.7.2.2.7.1.2.1.1.1.1.2.1
49,63角成 50,32玉

横歩取り 青野流自由研究40_b0420218_10595520.png
後手陣にも成駒が増えて怖い形です。
手は多いですが、後手に迫る方針を取ってみます。


寄せ手順
51,52桂成 52,49金 53,同銀 54,38歩 55,同銀 56,48金 57,28玉 58,38金 59,同玉 60,47成桂 
61,39玉 62,38銀 63,28玉 64,27歩成
横歩取り 青野流自由研究40_b0420218_11205332.png
52桂成と後手に迫ってみましたが先手玉は即詰みになってしまいました。
52手目49金に28玉なら先手詰みはありませんが47成桂と寄られてやはり受けがありません。


52桂成の他にも手はありますが後手からの49金に勝る手が無く63角成の時点で先手は劣勢です。




49手目63角成が疑問手だったとなると先手は67角で龍を取るよりなさそうです。

67角の変化は次回書きます。


# by nishikirokku | 2022-11-03 11:29 | 将棋 | Comments(0)

分岐2.7.2.2.7.1.2.1.1

横歩取り 青野流自由研究39_b0420218_17565344.png
分岐2.7.2.2.7.1.2.1.1、58金の後。
同金では先手が詰むため39玉とすることになります。


分岐2.7.2.2.7.1.2.1.1.1
45,39玉
横歩取り 青野流自由研究39_b0420218_17493244.png
ここ数手で一手ごとに分岐を用意することになってかなりややこしいですがそれだけ、難しい終盤戦ということです。

39玉に対して後手は三通りの攻めを考えてみます。

  1. 57桂成
  2. 37歩
  3. 49金

パッと見で三通りの攻めの手を考えられそうなのでそれぞれ変化を見てみます。



46手目 57桂成

57桂成は67の龍に紐をつけつつ48に利きを足していて着実な手に見えます。


分岐2.7.2.2.7.1.2.1.1.1.1
46,57桂成 47,64桂
横歩取り 青野流自由研究39_b0420218_18112606.png
先手は待望の反撃の64桂。
これの応手として後手は41玉と62玉がありますが、この二択で全く違う展開になります。


分岐2.7.2.2.7.1.2.1.1.1.1.1
48,62玉 49,67角 50,同成桂 51,82飛
横歩取り 青野流自由研究39_b0420218_18174067.png
67の龍を拾った後の82飛が強烈です。
先手玉に詰みはなく、後手が一気に寄せられてしまう局面です。

ちなみに同銀は後手玉即詰みです。

詰み手順
52,同銀 53,同龍 54,72角 55,同桂成 56,同金 57,71角 58,51玉 59,52銀 60,同玉 61,72龍
62,41玉 63,31金 64,同銀 65,同と 66,同玉 67,32銀 68,22玉 69,23銀成 70,同玉 71,24金
横歩取り 青野流自由研究39_b0420218_18290523.png
よく見たら24の地点に68の角が利いているため手数は長いですが詰みになります。

82飛の時に合い駒をすると詰みは無いですが、そのまま桂馬で取られてシンプルな形になります。



寄せ手順
分岐2.7.2.2.7.1.2.1.1.1.1.1より
52,72角 53,同桂成 54,同銀 55,同飛成 56,同金 57,61銀
横歩取り 青野流自由研究39_b0420218_18332330.png
先手に詰みは無く、61銀打ちとして後手玉は一手一手の状況です。


48手目62玉と逃げては後手は分かりやすく負けのようです。


次回、41玉と逃げた時を考えます。






# by nishikirokku | 2022-11-02 18:37 | 将棋 | Comments(0)